コラム

肘を痛めたけど、治療部位は・・・!

ママさんバレーをされている方が、アタックを打った際に肘を捻り治療に来られました。

肘をROM検査(当院で必ず行う体の可動域を調べる検査)すると、動かすことで痛みはあるものの、
引っ掛かりがある感じではなく、むしろ手の方に問題を感じ、話を聞いてみると2年前に薬指を骨折したことが判明。

さらに検査すると第二関節の動きが悪い為、ここを保護して肘を動かしてもらうと痛みの軽減があったので、
ここが治療ポイントと判明。



第二関節の調整をし、肘を動かしてもらうと9割がた痛みが治まったとのこと。
次回予約をし、その日の治療は終了。

まとめると、折れた骨がついて痛みが治まったことで患者様は完治したと考える。
しかし、骨折によって引き起こされた体の歪みが治らずに2年間過ごしてきた。
今回の場合、指の動きの悪さを肘がフォローすることで、肘の負担が限界になっていたと思われる。

最後に、患者様は痛む場所が悪い所と考えてしまいます。そう思うことは当然だと思いますが、
痛む場所に原因がある事は少ないです。
どこが痛みの原因か!?これをちゃんと見つけ出すことが改善への近道です。


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